2013年4月30日火曜日

2013年7月の参院選に向け、統一戦線の呼びかけを

 (5月17日、補足追加)

私たちは、7月の参院選において、脱原発・反TPP・9条護憲・反消費税増税の4点で一致する政党及び個人の候補者に、選挙時協力党による選挙協力を行っていただくよう呼びかける活動を行なっています。

ご賛同戴ける方は政党事務所などへの、電話やFAX、葉書などによる呼びかけにご協力ください。もしよろしければ、呼びかけ文の一例として、こちらの葉書寸のPDFをダウンロードしてお使いください。

こちらの「選挙時協力党」への呼びかけから、各政党へリンクしています。 ご参照ください。

7月の参議院選挙、ひとりでも多くの脱原発・反TPP・9条護憲・反消費税増税の議員を議会へ送り出しましょう!

 補足:
ただし、この「選挙時協力党」、現実的には、今回の参院選で、このままの形で実現するのは難しいと思われます。
というのは、その場 合、この党から出馬する候補者は、皆、形式上は一度、本来の所属政党を抜けなければならないからです。その上で、「当選してもしなくても、選挙後は元の党 に戻る」ことを前提として選挙活動する。そうしたことを4公約で共通する全ての政党が、皆で了解し合って候補者を送り出し、尚且つ、「個別の党としては参 院選に届け出を行わない」、それがこの方法で選挙戦を戦う条件です。そうした多会派にわたる交渉のためには、恐らく最低で2,3か月は時間がかかり、今か らでは公示までに間に合いません。

もしもこの点、皆さんに誤解を与えていましたらお詫びします。

ただし、私たちは諦めていません。
た とえこのままの形の選挙協力はできないとしても、この位のつもりで、「本気で脱原発を掲げる各会派が、脱原発市民の票が割れて死票が出るのを防ぐよう、候 補者の出し方を絞り込み、互いに配慮し合う」、そのことが、今度の選挙では是非とも求められています。そしてそうすることが、結果的には各党の議席を伸ば すことにも繋がるはずです。
引き続き、4公約を掲げる各会派への呼びかけをお願いします!

2013年4月26日金曜日

脱原発・反TPP・護憲・反増税の候補をひとりでも多く国会へ! 夏の参院選は選挙時協力党で統一戦線を

脱原発、反TPP、9条護憲、反消費税増税の4点公約で一致する全ての政党は、夏の参議院選挙比例区で、選挙時協力党・統一名簿で選挙戦をたたかおう!


 雑誌編集者の村岡到氏などが、「選挙時協力党」の結成を呼びかけています。

 これは、死票を減らし、1議席でも多くの議席を得ようとするために、複数の異なる政党が、一致出来る公約でのみ選挙時だけ統一会派を作る戦術です。選挙区なら候補者の一本化で分かりやすいですが、比例区の場合はそうはいきません。

  例えば、得票率が大地8%、共産党5%、社民党3%、緑の党1%だった(あくまで仮定です。新社会党の名を出していないのも前回選挙で候補者を出していな いからで、他意はありません)とすると、定数48の現行通りの比例定数のままだとしたら、これまでの参院選の当選ラインで考えると以下のようになります。

大地  8%→4議席
共産党 5%→2議席
社民党 3%→1議席
緑の党 1%→0議席

 バラバラなら、このように合計17%で7議席です。しかし、選挙時協力党方式でこの4党が統一名簿にすると、単純な足し算なら同じ合計17%でも以下のようになります。

選挙時協力党 17%→8~9議席

 選挙のときだけ1つの会派にして選挙管理委員会に政党名を統一名簿で届ければ、これまで死票になっていた票が減り、1~2議席増に結びつくわけです。4党バラバラなら表が分散し、死票が増え、議席に結びつきません。

 もちろん、1つにまとまったからといって、必ずしも票が増えるとは限りません。原発推進の党と原発反対の党が一緒になっても、結果として、推進派にも反対派にも敬遠され、むしろ票が減るでしょう。そして、政治は原発政策だけで進めるものではありません。

 では、具体的にはどうすればいいでしょうか?

  仮に上記4党の場合、脱原発、反TPP、反消費税増税、憲法9条を守るという4点なら一致するはずです。(大地の「9条護憲」は、他党と意味合いが大きく 違うと思いますが、6年前の選挙に大地から出馬したアイヌ民族の多原かおり氏は「非戦を誓った9条は護る」と言っていました)
4点公約の表示順序は、各党の温度差の少ない公約を上位に示せば良いでしょう。

 この4点で一致する政党・候補者が1つの政党「選挙時協力党(実際の名前は、別名)」として全員を1つの名簿で届けて、「4点以外の政策は個人の信念に基づいて行動する」と、ハッキリ公約して選挙戦に挑めば問題はないはずです。

  参院選は衆院選と違い、選挙前に届け出る候補者名簿の中で、1位○○、2位××、という具合にあらかじめ比例代表での当選順位を確定し拘束しておく『拘束 名簿方式』ではなく、実際の得票率に従って後から当選順位が決まる『非拘束名簿方式』です。このため、名簿での当選順位をめぐって各党間が争う必要がな く、協力しやすくなります。

 投票時には、候補者の名前を書いても、政党の名前を書いても良く、その政党の名簿に登録された候補者の名前 を書けば、自動的にその政党の得票とみなされます。ですから、投票の際には、大地の支持者は大地の候補者へ、共産党の支持者は共産党の候補者へ、緑の党の 支持者は緑の党の候補者へ、というように、自分の元々の支持政党に投票をすることはできるのです。
 また、仮にその人が当選できなくても、少なくとも4公約の共通する候補者の当選確率を上げることができます。候補者の区別ができない有権者は『選挙時協力党』と、政党名を書いて投票すれば良いのです。

 「選挙時協力党」の具体的な名称は、公募で決めれば良いでしょう。浮動票を稼げる気の利いたイメージの良い政党名にして、票の上積みを計れば良いと思います。個人的にはイタリアの中道左派連立政権で用いられた名称である「オリーブの木」が良いと思います。

 仮にこの構想が実現しても、細部(候補者を何人登録するか、政党助成金の分配をどうするか、「4点公約」に対する候補者の温度差など)で問題が残りますが、それは字数の都合上、次の機会に書かせていただきます。