2012年12月14日金曜日

2、原発と政治の問題をどのようにとらえるか 2012年11月24日地方自治学習会レポート

2012年11月24日地方自治学習会レポート
2、原発と政治の問題をどのようにとらえるか

☆原発は
◇事故があれば現代の智慧では解決不能。
◇事故が起こらずとも、動かせば日々、何十万年にもわたり管理の必要な廃棄物を生み出す。
◇福島第一では今も放射能の放出が続き、崩れかけた使用済み燃料プールにもし何かあればもはや半永久的に収束不能今後日本は国際的な責任問題を負う事になる。
これらのことから、原発はエネルギー問題の解決如何にかかわらず二度と動かしてはいけない種類のものであることが既に明らかになった。(今も余震は続いている。)

☆道政と道知事は
◇(やらせ説明会に基づく)プルサーマル容認を行い、今も訂正していない。
◇3.11後には、本来するべきであった関係町村との協議の無いまま、
試験運転中だった泊原発3号機の営業運転への移行を決定した。
(新聞には「協議が行われた」と報道されたが、岩内町議のS氏による証言あり。「協議は行われず単に通知だけ」)
◇それ以後も原子力発電を行うことの是非について、道としての考察・意思表示なし。
(本来、法的に原発運転の可否について道には権限がなく、政府と電力会社に任されていることは事実だが、3.11以降、一応『地元の意見は聞くべき』ということになり、立地市町村と都道府県の首長には発言権が与えられている。)
◇(原発とは直接関係しないが)がれき受け入れの問題。
「全国的に、助け合いで、」という心情論をふり撒き、本来必要な危険性についての議論をせず。むしろ独自の慎重姿勢を取る市町村を牽制。
この他、除染、幌延問題についても、3.11以後、北海道としての明確な意思表示なし。

☆二度と原発事故を発生させないために、現在まで原発を推進してきた人々の責任を問わなければならないのに、誰も責任を問わず、問われず、問う力もない。
これを放っておかないためには、先の記事の「公の人に知らせるべきことを知らせる」ことが重要。

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